餅を焼き、出て行く背中を見送る夜。
女子会に参加する事を快く思っていない私は、23時前に帰ってきた男にねちねち爆弾を投下。
頻度が多すぎること、
そもそも女子ではないこと、
5000円なんて忘年会クラスだということ、
既婚男性を独身女の飲み会に頻繁に誘うなんて非常識きわまりないことを切々と語った。
私は不快だ、やきもちを妬いている、なるべく断ってほしいと。会社の飲み会に参加する事は当たり前だし、全く構わない。しかし今夜のそれは、数名参加の至極プライベートな飲み会だ。やれ、夜桜だの蛍だの誕生日会だのと、独身の集まりに誘う方も誘う方だ。
毎月あんじゃんか。
多すぎだっつーの。
ローン抱えて、高い治療費払って貯金切り崩してやってんの。近い将来、起業したいだなんだ言うくせに、お金貯めるふうもないじゃんか。実家住まいの独身と同じように遊んでる場合か?
あぁ、私は腹黒いよ。そんな付き合いも不快に思う心の狭いちっちゃい女だよ。あーむかつく!